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哲学を遣って居ます。私に御用の方はお気軽にコメントの記入に由ってご連絡下さい。トラックバックも歓迎致します。


by fishybusiness
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cafe

一応英語でなく仏語である。
「カフェ」、「キャフェ」、「キャフェー」を足して割ったような発音だったような気がする。

久しぶりに良いカフェに行ったのです。
前々から気になっていた駅近くのカフェです。
外から覗いただけで良い店だと云う事は知れて居たのですが、入ってみると予想以上に良いお店でした。

まずお手拭などが出ません。
詰まりゴミや無駄なモノが出ないと云う事。
テーブルに小さいながら水差しを置いて呉れます。
駅前なのにネルのハンドドリップコーヒーが450円です。
ケーキは手作りで素朴な味。素材の味が楽しめます。
絵本などが何冊も置いてあります。
落ち着いた演劇のポスターなどが張ってあります。
欧米人の女性二人がケーキを食べながら話し込んで居ました。
外人が通う店は良い店だと、昔飲食店を経営していた友人から聞いたことがあり、其れは一つの基準として成り立つと私自身も思います。

数年前、カフェバーで半年ほど働いていた事があります。
其れも大変良い店で、経営的には破綻して居たけど、人と人を結う場所として、私自身も多くの友人を得る事になりました。
其のお店で出会った友人の複数と、帰省したら必ず会っているように思います。
良い店は人を繫ぎ人を結う。
確か無くなってしまった其の店のオーナーは、お客であった女性と結婚して、今は一児の父なのです。

現代思想史の授業でサルトルやメルロポンティについて遣っていた時に、キャフェーのボウイの話がありました。
内容はほとんど忘れてしまったけれど、そのフランス人のボウイは何故か今も私の中に生きているのです。

劇場とcafeが、都市に残されたオアシスなのでしょう。
by fishybusiness | 2007-02-13 06:17 | 雑文