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by fishybusiness
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身体についての雑感

我々にとって身体とは何だろうか。
所謂健常者であれば、自分の四肢を自由に動かすことができる。
或いは自由に動かすことができるのだと思っている。
しかし限界もある。
関節は逆向きには曲がらないし、100mを5秒で走ることも不可能だ。

「親から貰った身体に傷をつけることはできない」という言い回しがある。
本当だろうか。
我々が今、こうして使役している身体は親から授けられたものなのだろうか。
出生の瞬間は私を形づくる殆どのモノが母親から譲り受け、引き継いだものだろう。
しかし、10年、20年と生活をして、日々の糧を自分で選択し、獲得してきたこの身体は、最早自分のものでしかないのではないだろうか。

もし両親が、私の身体を、私のものだと認めてくれるのならば、私は私自身の為に、最大限の利益を私の身体から得たいと思う。
では私の身体が私に与える最大の利益とは何だろうか。

身体によって快楽を得ることは一つの利益だろう。
美食やセックスによって得られる快楽は非常に甘美なものである。
しかし快楽に身を委ねることが、身体の最高の使用法なのだろうか。

人間には五感と呼ばれる感覚が備わっている。
そして五感には数えられないような、繊細な感覚も存在する。
それらを極限まで発達させ、世界の在り様を感受することが、身体が行う最も善いことではないかと思われる。
あらゆる障壁を退け、全き感受性で世界と触れ合うことが、身体の使用方として最高のものである。
今日の私はそう信じている。
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by fishybusiness | 2006-09-18 14:38 | 哲学