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哲学を遣って居ます。私に御用の方はお気軽にコメントの記入に由ってご連絡下さい。トラックバックも歓迎致します。


by fishybusiness
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上役への尊敬は前提である

タイトルだけで私の感じた事は表現できて仕舞ったのだが、一応無駄に書き連ねてみる。

軍隊に於いて上官の命令は絶対である。
何故かと云えば、若し民主主義を採る部隊が存在すれば、その部隊は戦場での意思統一が適わず、進軍も退却もできず必ず全滅するだろう。
同じように、社会に於いては上役への尊敬は前提である。義務と言い換えてもよい。
内閣に限らず、会社や団体に於いて、上役に就くと云う事は周囲から能力を認められると云うことである。
そして一定期間上役であり続けられたら、それは能力が信任されていると云う意味にもなる。
その上役に対しては尊敬が絶対に必要である。
そもそも尊敬とは自発的な感情ではない。
愛や嫌悪と同列に並べて尊敬を論じることは誤謬である。
手元にある広辞苑の第四版を参照すると「他人の人格・行為などをとうとびうやまうこと。」とある。
つまり相手の事を嫌悪していても、同時に尊敬することは可能なのだ。
むしろ上司を尊敬する場合などは、その場合の方が多いのではないだろうか。
対等な人間としては気に食わない部分も多くあるが、上司としては尊敬する。
これが大人として責任ある態度であると考える。

森善朗元首相の発言は実に真っ当である。
現役の首相だった頃は失言だと騒がれた向きもあるが、其々の発言を文脈から読めば概ね真っ当なことしか言っていない。
そもそも無知で非常識な人間は代議士にすら成れないだろう。
国民が首相を尊敬しないことも問題であるし、マスコミが尊敬を貶める事がさらに問題である。
商業的情報媒体を通過しない情報を、我々は発信し受信する必要を感じている。


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by fishybusiness | 2007-02-14 14:56 | ニュース